ラブストーリー

「恋ノチカラ」第6話 ネタバレ感想 | 2002年・冬ドラマ

恋ノチカラ

前回、恋愛下手な貫井に、春菜とキスをするシチュエーションを教えていたところ、籐子と貫井は酔った勢いでキスをしてしまった。
それがきっかけで、恋愛スイッチがついた籐子。今まで押し殺していた貫井に対する思いに気づく。
だが、貫井と春菜は水族館デートを楽しみ、ようやくキスをした。
これから籐子はどんな決断をし、自分の思いにどう決着をつけるのか楽しみです。

「恋ノチカラ」第6話の感想と脚本を分析していきます。

「恋ノチカラ」は、FODでご覧いただけます。



登場人物

本宮籐子(30)――深津絵里
「貫井企画」に勤める独身OL。
酔った勢いで貫井とキスをし、自分の思いに気づく。だが、貫井の恋人は同居人で性格のいい春菜。このまま思いを隠して、貫井企画にいられるか…

貫井功太郎(35)――堤真一
壮吾と新会社「貫井企画」を設立した人気クリエイター。
吉武が加わりクリエイティブの仕事に専念、春菜とも付き合う。が、籐子とキスをしてしまい…

木村壮吾(25)――坂口憲二
憧れていた貫井に誘われ、共同で貫井企画を立ち上げる。
悩みは、人妻の香里との今後…

倉持春菜(23)――矢田亜希子
籐子が昔、兄・勇祐と付き合っていた縁で、籐子とルームシェアをしている。
大好きな貫井と恋人になったが…

吉武宣夫(40)――西村雅彦
ユニバーサル広告社をやめて、敵対していた「貫井企画」の営業担当になる。
だが貫井企画はギリギリの経営。必死に仕事をとるが…

寺石香里(28)――久我陽子
壮吾と同じ金沢出身で、彼が高校時代のアルバイト先で、一目ぼれした女性。
既婚者だが、壮吾と度々連絡を取り合う仲で…

須田真季(30)――猫背椿
籐子の飲み友達で、ユニバーサル広告社の元同僚。

第6話あらすじ(ネタバレあり)

壮吾が仕事で凡ミスを連発する。
様子がおかしいと気づく籐子。気づかない貫井。
壮吾は仕事が終わると、人妻の香里が泊まるホテルへ直行。
夫の出張中に東京へ来て壮吾を振り回す香里。
そのおかげ、壮吾は仕事がまったく手につかないでいた。

さすがに貫井も気づいて、飲みに行こうと誘うが断られる。
携帯に電話が鳴り、会社を飛び出していく姿を見て、吉武も気づく。
「あいつまさかここをやめて他の会社へ移ろうとしているのでは?」
不安になる籐子と貫井。

香里にバレンタインデーを一緒に過ごそうと誘われ、嬉しさ半分不安半分な壮吾。
イベント直前の大事なミーティングでもぼんやりしている。
イベントはバレンタインデーの翌日だ。

籐子は意を決して、壮吾に貫井企画をやめるつもりなのかと問い質す。
貫井はひどい人間だ、気遣いもできないし、人を傷つける。やめたくなる気持ちはわかると言いつつも、それでも仕事への情熱やクオリティはすごい人。だからここをやめないでほしいと訴えた。
壮吾はそれは勘違いだと話す。そして香里のことを籐子に打ち明けた。

理解して安心する籐子。すると壮吾がさっきの説得は事務所のため?それとも貫井さんのため?と尋ねた。
籐子はしどろもどろになりながらも事務所のためだと強く言う。
壮吾は籐子の密かな想いに気づいた様子。
そこへ事務所に緊急の連絡。
明日のイベントで使うフェンネルの種が届いていない。

籐子は貫井に連絡しようとするが、貫井は春菜とバレンタインデート中。
壮吾が大切な夜だからと気を遣い、籐子と二人で解決しようと決める。
だが壮吾も香里とバレンタインを過ごすことを約束していた。チョコを手に待っている香里。
籐子は気を遣い、壮吾に行くよう仕向けるが断る。
今回のイベント企画は香里のことを考えていたら思いつき、壮吾が提案したもの。フェンネルの種は欠かせないのだと話す。香里にも今夜は会えないと伝えた。

貫井と春菜のディナーは酒も進み、楽しそうだ。
だが会話の中心がどうしても籐子に及んでしまう貫井。
春菜は複雑な表情をするが、貫井は気づかず今頃籐子は一人で過ごしてんだろうなと話す。

深夜、壮吾と籐子はなんとか半分だけフェンネルの種を確保した。
するとなぜか貫井が事務所に戻ってきた。
事態を知り、なぜすぐに緊急の連絡しないのかと叱る。
籐子がデートの邪魔をしたらいけないと思ってと話すと、そんなくだらないことで、と怒った。

貫井はフェンネルの種の代用を考えると、壮吾は睨むように見た。
「フェンネルじゃないと意味がないんです!」
しかし朝10時のイベントに間に合うわけがない、と貫井。
壮吾は食い下がり、「俺を信じてください!」と必ずフェンネルの種を揃えると約束する。
だが貫井は、今回のイベント成功は絶対だと譲らない。だから風船にくくりつけられるものならなんだっていいんだと吐き捨てた。
「なんだっていいってどういうことですか!」と怒る籐子。
今回の企画は壮吾のアイデアで代わりの利かない大切なもの。必ず二人で種を朝までに揃えると約束した。

寒空の下、夜通し探し回る壮吾と籐子。
貫井と吉武は代用品で補うことを先方と取り付けた。
そして朝を迎えた。
先方も安堵して準備を進める中、正直この際新商品名さえ入っていれば何をばら撒いたっていいんだという言葉に、貫井はもやもやとする。

籐子は会場へ集められるだけ集めた種を持って向かう。
すると貫井は先方に、やっぱり代用品ではなく、フェンネルの種でいきたいと訴えた。
もう時間がないと怒る先方。
だが貫井はこの風船セレモニーはフェンネルの種じゃなきゃ意味がないと言う。
「種が時間内に届かず、セレモニーが失敗したらどうやって責任を取るって言うんだよ!」
「だから必ず届くって言ってるだろうが!! 万が一のことがあった時には今日までかかった費用、全て貫井企画が負担します!」
言っちゃったよ…という顔の吉武。すかさずフォローに入る。

籐子が走ってやってきた。急いで準備を始める三人。
壮吾について語り出す貫井。
「あいつを見ていると、昔の自分を思い出すんだよな。あいつと出会わなければ、独立なんかしなかった」
嬉しそうに聞いている籐子。
残りの種を持って壮吾もやってくる。そこで、もし失敗したら貫井企画が負担することを約束していたと知って驚く。
きつい作業をしながらも、どこか楽しそうな四人だった。

そして新商品イベントが始まった。
風船を飛ばすまであと数分。まだ種を風船にくくりつけていた。
いよいよ風船セレモニーの時間。
準備が終わったのかわからない中、カウントダウン開始。
風船は飛ばない。
と思われたが、少し遅れて洋上からフェンネルの種のついた風船が飛び立った。
イベントは成功。喜ぶ貫井企画の面々。

その夜、春菜が貫井を連れて部屋に上がると連絡。
ダサい私服で散らかし放題の部屋を慌てて片付け出す籐子。
まもなく家に貫井がやってきて、事務所で会うのと違う緊張感を持つ二人。
だが籐子が買った数々の通販グッズ見つけていじり出すと、春菜をほったらかして二人で盛り上がる。
嫉妬する春菜。二人でいる時と違う貫井の姿があった。

感想とシナリオ分析

仕事の緊急時にその人の本性が出る。

籐子たちは、デート中の貫井にフェンネルの種が会場に届いていないことを知らせなかった。
ところがその事態を知ると、貫井はどうして早く知らせなかったのかと怒り、デートなんてどうだっていいと言い捨てた。
これが貫井の本当の気持ち。
春菜にはかわいそうだが、貫井にとって彼女は仕事より大事な存在になれない。

それは壮吾も同じ。平常時、香里のことを思うと、いつだって恋焦がれる。今回の企画は彼女を想い、考えついたこと。
しかし緊急になれば違う。
決して結ばれない二人だと冷静に判断ができ、仕事の成功と貫井企画への貢献の方がより彼の中で気持ちが強くなる。

仕事と恋。比べるものではないが、天秤にかけることは多い。
そしてそのどちらかで起きた緊急時に、その人の本性が現れる。

貫井が、春菜と籐子が暮らす部屋にやってきた。
貫井にとって緊急事態だ。
彼の緊張を和ませ、彼本来のらしさが見れたのは、春菜といる時ではなく、籐子とじゃれ合う時だった。
春菜にとって残酷ですが、人間は正直だということ。
これからどんな恋模様に三人はなるのか。波乱が起きそうです。

素晴らしかったセリフ

イベントで使うフェンネルの種がないなら、代用品でいいと言う貫井。
イベント成功が、貫井企画にとって至上命題。
しかし今回の企画に寄せる壮吾の思いを無視する言葉に、籐子は怒った。

「いくらお金や評価がもらえても、自分が楽しくなかったら意味がないって、貫井さんだっていってたじゃないですか」

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